理不尽な状況を乗り越える心がまえ
業(カルマ)は【人生の課題】と考える
【業(カルマ)に正しくアプローチして理不尽を乗り越える(Part2)】で書きましたように、理不尽な状況というのは、乗りこえなくてはならない「課題」という側面を持っています。
そして、その「課題」を乗りこえるためには、
どのような理不尽な状況に対しても絶対に憤らないこと、怒らないこと
という心がまえが絶対に必要になってきます。
今回はそのような心がまえの作り方について書いていこうと思います。
理不尽な状況を乗りこえるには「感謝」
「理不尽な状況」に対して、私たちは強烈な「不満」をいだきます。
「どうして自分ばかりがこんな目にあうの?」
「どうして何をやっても、うまくいかないの?」
「あの人はよくて、なんで私は悪いの?」
そのような思いにかられることと思います。
そのような「負の思考パターン」におちいってしまうと、怒りの感情に飲みこまれて、ますます「悪業」を増やしていってしまい、「課題」をクリアするのがどんどん遅れていってしまいます。
理不尽な状況を「業(カルマ)が熟して現れた結果」としてみるなら、消したほうが、ぜったいにお得なのですが、「怒り」の感情で対応してしまうと「悪業」が恐ろしく増えるので、消そうにも消せない状態になってしまうのです。
しかし、あなたがどうしても今の状況を変えていきたいならば、【運命好転!業(ごう)返しの技】で書きましたように方法はあります。
現れた結果に「感謝」すればいいのです。
しかし「理不尽な状況」に感謝するというのはまことに難しいものでございます( ノД`)
無理に感謝しようとすればするほど、反対にますます怒りがわきあがってくるということもよくあります(経験済み)。
また感謝すればいいと言って、やみくもに「ありがとうございます」を唱えたからといって、感謝の心が育つわけでもございませんし、状況が改善されるわけでもありません(経験済み)。
苦しい状況から逃れたいために、早くいい結果を出したいと焦れば焦るほど、悪い状況を引き寄せるということを私は経験上、学んだのでございます。
理不尽な状況を乗りこえる心がまえ
では「理不尽な状況を乗りこえる」ための感謝の心はどのように育てていけばいいのでしょうか?
それにはまず「理不尽な状況を乗りこえるための心がまえ」から育てていくところから始めましょう。
「理不尽な状況に感謝する」というハイレベルな心の状態に持っていくのは、いきなりは無理です。
まずは徐々に心を広く育てていく作戦でいくのです。
そこで、おすすめしたいのが、まずは理不尽を乗り越えるための「決意」をすることです。
例えば
「たとえ相手が傲慢であっても、自分は謙虚であろう」
「たとえ相手が不誠実であっても、自分は誠実であろう」
「たとえ理不尽な状況であっても、自分は怒りをもたないようにしよう」
というように、何があっても心を善い状態であるように決意するのです。
どうしてこのようなことをするのかといいますと、理不尽な状況下では「なんでわたしばっかり、こんな目に・・・」という思いがどうしても出てきます。
すると自動的に怒りのスイッチがONになってしまうのです。
しかし、そのような怒りの心ではいつまで経っても、カルマの課題をクリアすることはできません。
「業(カルマ)」という課題をクリアするためには、相手がどうであろうと、状況がどうであろうと、流されることのない強く正しい心が必要なのです。
「相手が傲慢だから腹を立てる」
「状況が悪いから悲しむ、なげやりになる」
そうではなく、相手がどのような奴でも、状況が最悪であっても「自分は正しい心をもち続けるんだ!」という決断をするのです。
何があろうと「正しい生き方・考え方」のほうを選択するのです。
なぜ自分だけがそこまでしなくてはならないのか?
「なんで、私がそこまでしなきゃいけないの?」と思われるかもしれません。
しかし、今現在の状況は過去世からの業と、生まれてきてから現在までに積んできた業の両方がいろいろと入りくんで現れたものです。
まず間違いなく、過去世でも私たちは怒りや欲まみれのアホな人生を送ってきたし、今の人生でもやはり怒りや欲にまみれたアホな人生を送ってきているのです。
その結果として、今の状況があるのです。
だとしたら、生き方・考え方を変えていくしかありません。
そうやって心のレベルを上げていく努力をすることで善い業(カルマ)を積むことができますし、今の状況をよくしていくことができるのです。
現在の状況は「心をいれかえなさい」というメッセージだと受け取りましょう。
エゴの声に耳をかたむけてはいけない
ここで、気をつけなくてはならないのは、あなたのエゴがあなたが変わろうとするのをひっきりなしに邪魔をしてくるということです。
自分の敵はまさに自分なのです。
「なんで、自分ばかりがこんなにがんばらなくてはいけないの?」
「何をやってもむだよ」
「自分ばかりがいい人になっても、損するばっかり」
絶対にそのような声に耳をかたむけないでください。
それはあなたのエゴがあなたが変わろうとするのを邪魔しているのです。
今の状況はエゴのいいなりになってきた結果として現れたものです。
エゴのいうことに耳をかたむけたら、今の状況から抜け出せないままになります。
エゴのいいなりにならないためには、感情に流されるのではなく、理性で生きるようにするのです。
「ありがとうございます」を何百万回というよりも、相手や状況に対する怒りの感情に気づいたら、「自分は何があっても、誠実に生きるんだ!正しい心で生きるんだ!」と自分に言いきかせたほうがよほど効果があります。
理性で生きるとはそういうことです。
そうやって次第に、心を成長させていきながら、さらには何事にも感謝できる心を育てていくと、しだいに状況も変わっていきます。
業(カルマ)の課題は心を変えることでクリアできるようになっています。
どうぞ心のレベルアップをして、現在の理不尽な状況を乗り越えていってくださいね( ゚▽゚)/
※明日から誓教寺の瞑想合宿に参加するので、ブログの更新をしばらくお休みします。
詳しくは誓教寺のHPをどうぞ。
関連記事:
業(カルマ)に正しくアプローチして理不尽を乗り越える(Part1)
業(カルマ)に正しくアプローチして理不尽を乗り越える(Part2)
記事一覧はこちら→「心を洗う」
ブログ主さんの話はとてもわかりやすくてです。
私もいろいろ努力したけれど、すぐにうまくいくもんじゃないですね。
その辺りの経験も、ブログ主さんと一緒です。
一つ一つクリアしていかれたお話しは尊いものです。
どのようにクリアしていったか、具体的な方法が具体的すぎて(笑)非常に理解しやすいです!
出会うべきして出会ったブログです。
感謝
コメントありがとうございます( ^ω^ )
今更ですが(^◇^;)
ブログの続きを書こうと思いつつ、なかなか時間がとれないのと、結構書ききってしまった感があって放置いたしておりました。
その後いかがお過ごしでしょうか?
少しでも状況は好転いたしましたでしょうか?
わたしの経験が少しでもはちみつさんのお役に立ったのなら幸いです。
最近よく思うのですが、辛いことが起こらない人生なんてありえないのです。
ですから、辛いことが起きたときは自分の心を磨くときが来たんだと思うようにしています。
出雲大社におととしお参りしたら、龍神様が鳥居の上に写っておられました。
それもブログに書いています。
とのときも非常に辛いことがあったのですが、心をなんとか善いほうへ留めようと必死なときでした。
そしたら、ものすごい写真が撮れてしまった訳ですが、おそらく高次の次元の「神々」と呼ばれる存在は、そのような努力をする心を喜ばれるのではないでしょうか?
心を成長させればさせるだけ、辛いことを受け入れやすくなっていきます。
それは絶対本当です。
しかし、辛いことを乗り越えたら、いいことが起こるかというと、それは「?」です。
いいこと、悪いことというのは本人のとらえ方だからです。
辛いことでも自分を成長させるために必要なことと思えば、それは「いいこと」になりますしね。
心を成長させると「いいこと」「悪いこと」にあまりこだわらなくなってきます。
日々いろいろとあるとは思いますが、どうぞくじけないでくださいね。
応援してます!
(ほんと今更なんですけど~)
ではでは(*-∀-)ノ゙