パワハラ撲滅への道のり~変える勇気、耐える勇気(Part4)


 

決断のとき

 

「パワハラ講習会」の効果

 

パワハラ撲滅への道のり~変える勇気、耐える勇気(Part3)からの続きになります。

 

さて、前回「パワハラ講習」が管理職を対象におこなわれることになったということを書きました。

もちろんリーダーも講習を受けたわけですが、何か変わったかというとまったくそんなことはなく、依然とな~んにも変わらなかったのです。





企業がいくら「パワハラ講習」をしたからといって、本人に自分がパワハラをしているという自覚がなければ、こういった講習をいくらやったところで無駄なんだな~ということがよくわかりますね。

 

一番効果的なのは本人にパワハラをしているということを自覚させたうえで、その改善策として「パワハラ講習」をさせることです。

 

そもそも人は自分を冷静に客観視してみることなんて普通できないのです。

周りがいくらパワハラをしていると思っていても、当の本人はそんなことしていると思っていない以上、いくら「パワハラ講習」をうけさせたところで意味がありません。

 

「パワハラ講習」はパワハラを予防する効果は期待できるかもしれませんがパワハラをやめさせる効果はないと断言できます。

もし、そのような講習をうけて自分がパワハラをしていたと気づけるような明晰な心をもっていたとしたら、そもそもパワハラなどしていないのです。

 

「パワハラ講習」はやらないよりはやったほうがいいとは思いますが、期待するような効果は得られないと思っていたほうがいいです。

 

決断する

 

さて「パワハラ講習会」が終わって、なんらかの効果があったかどうか様子をみていたわけですが、ほんっとになんにも変化がなく、やっぱり何か行動にでるしかないかと思い始めた矢先、みんなを激怒させる出来事が起きたのです。

 

その日は台風が近づいてきているということで、仕事を早めに切り上げて帰ることになったので、みんなで片づけをしたのです。

片づけも終わり、何人かが顔につけていた仕事用のマスクを外したのですが、そこで『風神』が「自分が外していいと言っていないのに、勝手にマスクを外した」と言って激怒したのです。

 

もう、みんなうんざりでした。

『風神』・『雷神』の共通点に、一挙一動すべてをみんなが自分たちの言うことに従わなくては我慢ならないということがあげられます。

今回の件のようにほんと~にどうでもいいような細かいところまで、自分たちの思い通りにならないと気がすまないのです。

さらに困るのが、この傾向が年々ひどくなっていっていたことです。

 

「いい加減にしろ」

 

帰りながら、みんな『風神』・『雷神』への不満をぶちまけていました。

とくに『風神』の班の人はほとほとうんざりしていたようで、『風神』と(上辺は)仲良くしている人達まで「もう風神をリーダーからおろしてほしい」と言っていたのです。

 

わたしもここまで来たら、もうなんらかの行動に移さないかぎり『風神』・『雷神』の暴挙は止められないだろうと思い決断を下すことにしました。



決断するときのお釈迦様の教え

 

ものごとを決断するときにお釈迦様が息子のラーフラに教えられた方法があります。

 

1.自分のためになるか

2.相手のためになるか

3.まわりの人たちのためになるか

 

ものごとを決断するときこの三つの条件を満たしているかどうかを念頭において決断するようにしなさいとお釈迦様は息子ラーフラに教えられたのです。

 

そしてこの教えはものすご~く役に立ちます。

 

人は何かを決断するとき、怒りや欲といった感情で決断してしまいがちです。

しかし、そのような感情で決断するといい結果にならないのです。

しかしこの教えに沿って決断すると理性で決断できるのでうまくいく確率がぐんっと高くなります。

 

それで、わたしも今回の件ではこの教えにあてはまるかどうかを確認してから決断するようにしたのです。

 

まず

1.自分のためになるか?

答え:なる

 

2.相手のためになるか

ここが重要なポイントだと思うのです。

なんらかの行動を起こすとして、それが相手のためにならなかったら、その決断は意味がないのです。

では今回の件で、なにが相手のためになるのでしょうか?

 

それは、これ以上相手に悪業(あくごう)を積ませないということです。

『風神』にしても『雷神』にしても自分のしていることが悪いということに気づいていないのです。

自分の感情のおもむくままに怒り、悪口をいい、相手をおとしめるのは、悪業(あくごう)を積んでいることになります。

しかし、それはいつか確実に自分に返ってくるのです。

 

だとしたら、そういった悪行為をやめさせることは相手のためになります。

ですから答えは「なる」です。

 

3.みんなのためになるか?

答え:なる

 

お釈迦様の教えられた三つの条件がそろったことで、わたしは行動に移すことにしたのでした。

 

 

要望書作成

 

Oさんが解雇されて以来『風神』・『雷神』の暴挙を止めさせるのにどうすればいいのかと、わたしはずーっと考えてきました。

今後のことを考えれば、みんなが仕事がしづらくなるような混乱は避けたほうが得策です。

 

それで『風神』の班の人と相談して、まず会社への要望書を作成し、それをみんなに読んでもらって是非を問うてから、会社へ提出しようということにしたのです。

 

『風神』・『雷神』をリーダーから降格させたいという意見もあったのですが、今回はじめて要望書を出すことだし、まずは会社側から厳重注意をしてもらおうと意見をまとめてから、わたしが班員一同からの要望という形で要望書を作成し、上司に提出することにしたのでした。

 

ところが、班員全員の賛同を得てから要望書を提出する予定だったのが、ぐずぐずして『風神』・『雷神』にばれたらまずいから早く提出したほうがいいという意見に押されて、まだ4分の1くらいの人にしか賛同を得ていないところで打ち切り、次の日の朝、上司に要望書を提出したのです。

 

わたしは自分が要望書を作成したことを会社側に知られても全然かまわなかったのですが、上司は気をきかせて匿名という形で、会社側に提出してくれていました。

とはいっても、そんなことをするのはうちの会社ではわたしくらいのものなので、会社側にはとっくにばれているとは思うのですが、会社側も詮索してこなかったので、匿名にしてもらってよかったのだと思います。

 

それで要望書を提出した次の日には二人とも呼び出しをうけて、上から注意を受けたようでした。

 

そして、これで円満解決!万々歳!といったらまったくそんなことはなくて、実はここからが正念場なのでした。

 

パワハラ撲滅への道のり~変える勇気、耐える勇気(Part5)に続きます( ゚▽゚)/





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