心のパターンは非常に変えにくい
無意識に生きていると変わらない
自分の心を観察することを心がけて生きていると、驚くほど自分が心のパターンに踊らされて生きているのがわかります。
嫌なことがあると怒り、欲しいものがあるとどうしても手に入れたくなり、やらなければならないことがあるにも関わらず怠けてしまう・・・そんな情けない自分がいます( ≧Д≦ )
自分の性格がいやだな~
自分の生き方変えたいな~、
自分の人生ってなんでこうなんだろう?
しかし、そうは思ってはいても、なかなか自分の心のパターンというのは変えられるものではありません。
パターンというのは、言ってみれば「くせ」なのです。
「くせ」というのは『無くて七癖(ななくせ)』というように『無意識』の領域にあるのです。
『無意識』の領域にあるものを『意識』して気づくということが、心のパターンを変えるのに必要になってくるのですが、なにしろわたしたちは普段から無意識に生きているので、なかなか心のパターンを変えるまでには至らないのが現実です。
しかし何か変えないと、何も変わらない
とはいえ、何かをしなければ何も変わりません。
やはり心のパターンを変えるには何かを実践してみないことには始まらないのです。
心のパターンを根本から変えていくには『ヴィパッサナー瞑想』がもっともおすすめなのですが、今回は心をダイナミックに変える一つの練習方法として『0の法則』をご紹介したいと思います。
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『0の法則』とは
わたしがときどき読んでいるサイトの記事のご紹介なのですが、まずはこちらをお読みください。
運が悪い原因を解明!意識的に運を発生させる「0の法則」とは?
ここでは「いやな出来事」(マイナス)に対して「喜ぶ」(プラス)ことで、【運が善くなる】と紹介されています。
これって、わたしからみてもすごく理に叶った法則です。
「運」を「業(カルマ)」に置きかえてみるととてもわかりやすくなります。
嫌な出来事があるとわたしたちは怒ったり、悲しんだりしますね。
これは【悪業】なのです。
悪いエネルギーを心に蓄えてしまっているのです。
普通の人の「心のパターン」ですね。
それに対して喜ぶというのは【善業】なのです。
善いエネルギーを心に蓄えているのです。
善いエネルギーが心に多ければ多いほど、自分にとって「善いこと」が起こることが多くなります。
そして【悪業】より【善業】のほうが力が強いのです。
ですから「嫌なことがあったときに喜ぶ」というのは、それだけでかなりの【善業】を溜めたことになるのです。
「【善業】倍増状態」といっても過言ではありません。
となればこの「0の法則」を実践すれば、善いことが起こる確率はグンッとあがるのは当然のことと言えます。
人生をダイナミックに変えていくのにとてもよい方法だと思います。
しかし「心のパターン」は甘くない
とはいえ、以前にも書きましたが「なんでも実践するのは難しい」のです。
この「0の法則」を実践して、あなたが本当に「嫌なことがあったときに喜ぶ」ことができるかどうか、そこが重要になります。
といいますのも、どんなに「運が善くなる」と頭でわかっていても「嫌なこと」があると怒りを感じてしまうのが、私達の心です。
「わかっちゃいるけどやめられない」
やってみるとわかりますが、これが現実です。
「嫌なできことがあったときに喜ぶ」という知識だけではうまくいきません。
ある程度の心の力が必要になってくるのです。
まずは『一旦停止』をしてみよう
なんでもうまくやるには練習が必要です。
『0の法則』でいうところの「嫌な出来事があったときに喜ぶ」というのは、実はかなり高度な心の力なのです。
「運がよくなる」と頭ではわかっているにも関わらず、「嫌な出来事があったときに怒ってしまう」のなら、まだ心にそれだけの力がついていないということなのです。
ですから「嫌な出来事」があったときに「怒り」を感じたら、まずはそこで思考を一旦停止してみましょう。
わたしたちが犯してしまう一般的な過ちが「怒りの妄想にひきずられてしまう」ということです。
「怒り」がさらに「怒り」を呼び、心の中が嵐のようになってしまうのですね。
これが一般的な「心のパターン」なのです。
そこで、まずは「怒りの感情」にひきずられないように、思考を一旦停止するのです。
そして、できれば自分の呼吸に意識を向けるようにします。
深呼吸してみるというのもいいでしょう。
呼吸に意識を向けて、心を落ち着かせるのです。
そしてこれも実は立派な「瞑想」なのです。
「自分の心に気づく」ということ自体が【善行為】であり【善業】を積むことができます。
そのうえ、さらにそこで「喜ぶ」という心の状態をつくることができれば【善業】をさらに積むことができるので【善業倍増】になるのですね。
そして、ここで「喜ぶ」という心の状態をつくるのに、わたしは【慈悲の瞑想】をするようにこころがけています。
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これは何故かというと「これをすれば運がよくなる」とか「こうやれば望みが叶う」というような願望というのは、実は『欲の煩悩』なんですね。
『欲の煩悩』というのはどうしても悪業になってしまうので、わたしは極力避けるようにしています。
とはいえ、俗世間で生きていくには、やはり「希望」や「願望」がないとなかなか難しい面があるのも事実です。
ですから、心を「喜び」の状態にもっていくのは、人それぞれでよろしいかと思います。
まずは「心のパターン」を変えることから始めていってみてくださいね。
みなさまのご健闘をお祈りします。
みなさまが幸せでありますように( ゚▽゚)/