はっきりとした夢
絶望的な状況の中で
数年前、わたしが『超絶逆境期』真っ只中で、毎日が絶望的だったころ、もう仏道をやめようかと思ったときがありました。
がんばっても、がんばっても何も変わらない日々の中、状況がいろいろ複雑すぎて、だれにも相談できず、分かりあえる人もおらず、おそろしく孤独で、いつになったら今の状況を乗り越えられるのか予想もできないまま、ひたすら瞑想実践などをがんばっていたけれど、もう心が辛すぎて、これ以上がんばっても無駄なんじゃないかという気がしていました。
ある夜、実家の犬を散歩させながら「もういっそのこと仏道をやめてしまおうか」とふと思ったのですが、きっぱりとやめる決断をするのには躊躇(ちゅうちょ)しました。
仏道をやめて状況がよくなるならまだしも、悪くなる可能性のほうが高いと思うと、すっぱりやめるとはいかなかったのです。
「やめるのはいつでもできる」
とりあえず、仏道をやめるのは一旦保留ということにして犬の散歩を終えアパートに帰ったのでした。
夢を見た
その日の夜のことです。
夜中に寝ていると、インターホンが鳴ったので玄関に行きドアを開けると、そこにスマナサーラ長老が立っておられました。
すると、そこから状況が一転して、長老は私の部屋で椅子に座られ、わたしは布団の上で正座をして長老に礼をしていました。
そして、わたしが顔をあげると、長老が静かに
「今、あなたにとって一番必要なものは何かね?」
とお尋ねになりました。
「今、わたしにとって一番必要なもの?」
しばらく考えてから
「強い心です」
と答えると
スマナサーラ長老がうなずきながら
「そうだね」
とおっしゃったのでした。
そこから長老が何かをお話になっていたけれど、それは全く覚えておらず、気づくと朝になっていて布団の中で目を覚ましたのです。
結局、全部夢だったのでした。
あのときスマナサーラ長老がわたしの心を読んで、わたしの夢の中に現れてくださったのか、わたしの単なる夢だったのかはわかりません。
しかし、わたしは自分で答えを出したのです。
今、自分にとって必要なのは「強い心」だということを。
どうやったら「強い心」を手に入れることができるのか全くわからなかったけれど、その時やっぱり仏道を続けてみようと思ったのでした。
なんとか「強い心」を育ててみようと、やっぱり逃げてはいけないのだと、そう自分に言い聞かせて、がんばってみようと思ったのです。
それから、いろいろと状況は変わっていき、今に至ります。
まだまだ、わたしの心は弱いので、すぐにくじけそうになってしまいます。
けれど、あのとき自分で答えを出した以上、これからもあっちこっちにぶつかって痛い目にあうのだろうけれど、もう少しがんばってみようと自分に言い聞かせて、また立ち上がって前に進もうと思うのです。
おまけ
『King Gnu』に愛を叫ぶ
さて、さて、話は大きく変わりまして、なんと5月9日の20時からYouTubeで『King Gnu』の去年のライブを配信してくださったのですよ!
5月31日まで見ることができます(*^▽^*)
そして、一回目を見たとき『King Gnu』があまりに神すぎて失神寸前になってしまったのでした。
失神したら聴けないので、辛うじて意識を保ってましたけど(*-ω-*)
ところで、わたしは仏教徒なので普段「愛」という言葉はあまり使わないのです。
なぜかというと「愛」という言葉は、定義が難しいのですね。
あまりに用途が多すぎて、結局のところ意味がわからないからというのが理由です。
仏教徒はふだん「慈悲」という言葉を使っています。
しかし、そんな仏教徒のわたしでも「愛」を叫びたいときがあるのです(*゚∀゚*)!
それが『King Gnu』です!!
今後、わたしが「愛」という言葉を使うのは『King Gnu』だけと誓います!
もう、『King Gnu』に一生ついていきます!!
そう決めました!
『King Gnu』とみなさまが幸せでありますように( ゚▽゚)/