これはこわい(|| ゚Д゚)!
スズメバチに150箇所を刺されて死亡
先日、愛媛県大洲市の87歳の女性がスズメバチに150か所刺されて亡くなられたというニュースをみて驚きました。
150か所ですよ!150か所!
わたしも5年くらい前にスズメバチに腕を3か所刺されたことがあるのですが、それはもう激痛です。
『激痛』という表現しかできないほどの激痛です。
関連記事:
絶対絶命の大ピンチ!~スズメバチに取り囲まれたら(パート1)
絶対絶命の大ピンチ!~スズメバチに取り囲まれたら(パート2)
絶対絶命の大ピンチ!~スズメバチに取り囲まれたら(パート3 まとめ)
※まずはこちらをお読みください。
たった3か所でも、ものすごく痛くてかなり辛かったのに、150か所も刺されて、刺された方はどんなに痛く苦しくおそろしい思いをされたかと思うと胸が痛みます。
心からお悔みを申し上げます。
しかし、なぜこの87歳のこのおばあさんはこんなに刺されることになったのでしょう?
車いすで動けなかったからということ以外にもいくつか理由はありそうです。
わたしもスズメバチの大群に取り囲まれましたが、最終的には3か所刺されただけですみました。
もし大声をあげなかったら、刺されなかった可能性もあります。
そこで、今回スズメバチの大群に襲われたときに具体的にどうすればいいのか検証していきたいと思います。
スズメバチの大群の真ん中に飛びこんでしまった私
【絶対絶命の大ピンチ!~スズメバチに取り囲まれたら(パート1)】で書いておりますように、5年くらい前にうちの犬と一緒に山登りに行った際に、スズメバチの大群に取り囲まれたことがあります。
その時は恐怖のあまり、ものすごく鼓動が早くなり、冷や汗は滝のように流れ、こめかみのあたりがドクドクと脈打っているのがわかりました。
なにしろスズメバチの大群です。
一斉に襲いかかられて刺されたら死ぬかもしれないのです。
目を刺されたら失明してしまうかもしれないのです。
前にもハチに刺されたことがあるのでアナフラキシーショックを起こさないともかぎりません。
こわくて当たり前ではないでしょうか?
しかし、ここで恐怖心から大声をあげたり、走って逃げたりしたらどうなるかわからないという予測から、本能がわたしに「動くな」と命じていました。
なにしろスズメバチの大群に取り囲まれたときの対処法なんて知識はまったく持ち合わせていないので、どうするのが一番いいか全然わからない以上、自分の常識と勘だけが頼りです。
頭のなかでさまざまなシチュエーションがよぎっていきます。
もし、大声をあげたり、腕をふりまわしたりしたら、スズメバチは一斉に襲いかかってくるだろう。
もし、走って逃げた場合、何か所かは背後を刺される可能性がある。
山道をどれぐらいの速さで走って逃げられるか?
どのくらいでスズメバチは追ってこなくなるのか?
もし、ここで私が逃げ出せば、友人が刺されるかもしれない。
二人で逃げたとしても、二人とも刺されるかもしれない。
かといって動かなくても刺されるかもしれない。
どうするか?どうすればいいのか?
頭のなかでめまぐるしく考えながら、それでも下した決断は「立っているよりは、ゆ~っくりしゃがんでそのまま伏せたほうがいいだろう」というものでした。
それで、ゆ~っくりとしゃがもうとしたその時に、あろうことかうちの犬が首につけた鈴をジャンジャン鳴らしながら戻ってきたのです( ≧Д≦ )
あのときは本当にどうしようかと思いましたが、どうしようもできません。
「待て!」と言って犬を制止させたかったけれど、声をあげたらどんなことになるかわからないという恐怖心から、声を出すことができなかったのです。
スズメバチの大群の中に飛びこんできたうちの犬に激怒した一匹がうちの犬の腰のあたりにものすごい勢いで飛んでいきそのまま針を突き刺すのが見えました。
うちの犬はものすごい悲鳴をあげてそのまま伏せの格好をしたのですが、それがどうやら良かったようです。
刺されたのはその一匹だけですんだからです。
良くなかったのはわたしの方でした( ノД`)
うちの犬の悲鳴に動転したわたしが思わず大声でうちの犬の名前を呼んでしまったせいで、スズメバチの攻撃意識はいっせいにわたしに向けられました。
あのとき、はっきりとスズメバチの羽音が変わったのがわかりました。
「こいつは敵だ!攻撃する!」と敵意が自分に向けられたのがはっきり感じられたのです。
しかし、ここで逃げたらどうなるか?
逃げるべきなのか?逃げないべきなのか?
逃げたら、背後からわたしも友人もうちの犬もハチにたくさん刺されるかもしれない。
そして、そのときわたしが下した決断は「刺されても動かないこと」でした。
多分それが一番被害を最小限に食い止める方法だったと今でも思います。
結果的に腕を3か所刺されて、スズメバチの攻撃は終わったのですが、この度の愛媛のニュースをみて、もし対応を間違っていたら、自分もこうなっていたのかもしれないと思いゾッとしたのでした。
愛媛では一体何が起きたのか?
ニュースをみて約50分間にわたり150か所もスズメバチに刺され続けたということに衝撃を受けました。
一体、何をどのようにしたらこのようなことになるのか?
考えられるのは、彼らがわたしとは全く反対のことをしたということです。
もしかしたらハチに驚いて、思わず声をあげてしまったり、刺されるかもしれないという恐怖心から手で払いのけようとされたのかもしれません。
それがハチを怒らせてさらに攻撃されたということなのではないでしょうか?
とりあえず動かないこと
ハチに刺されたときわたしは黒っぽい服を着ていました。
この時期、ハチは特に攻撃的になっていて黒いものに敏感に反応するそうです。
しかし、黒い服を着ていたにもかかわらず、じっと動かない間はスズメバチはものすごい勢いで私の周りを飛びまわり警戒はしていましたが、襲ってくることはありませんでした。
また、わたしが大声をあげてしまい、ハチが攻撃体制に入った時も、一斉に襲いかかってくるのではなく、まずは3匹の先遣隊と思われるハチが襲ってきました。
うちの犬には1匹で、わたしには3匹襲ってきたということは体の大きさで、だいたい最初に襲いかかってくるハチの数というのは決まっているのかもしれません。
わたしは女性ですが身長が170センチ近くあるので、日本の平均的な男性の身長とほぼ同じだと思っていいでしょう(少し低いですが)。
それで3匹でしたから、もっと小柄な女性や子供なら最初に襲ってくるのは1~2匹くらいのものかもしれませんし、逆に大柄な男性なら4~5匹くらいに襲われるかもしれません。
これはあくまで仮説ですが、何十匹も一斉に襲いかかってくるのではないということを頭にいれておくと、今後スズメバチに襲われたときに冷静に対応できる可能性があります。
スズメバチが近くを飛んでいたら、まずは立ち止まり動かないことです。
もし、刺されたとしても動いてはなりません。
動かなければ敵意がないと判断して、スズメバチは去っていきます。
刺されるときものすごい痛みなのは確かですが、アナフラキシーショックを起こさないかぎり、数匹程度なら死ぬことはありません。
スズメバチが離れていくのを待ってから、体を低くしてその場を離れましょう。
詳しくは【絶対絶命の大ピンチ!~スズメバチに取り囲まれたら(パート3 まとめ)】に書いておりますので、参考にしてください。
まとめ
スズメバチに限らず、命の危機におちいったときに自分の恐怖心にうち勝ち、冷静に判断できるかどうかが生死をわけます。
知識を持っていたとしても、冷静に判断できる理性を育てていかなければ、いざというときにあわててしまい、せっかくの知識が無駄になってしまうかもしれません。
まずは、いざというときに冷静に対応できる心を育てていきましょう。
例え知識がなかったとしても、被害を最小限に食い止めることができます。
みなさまのご健闘をお祈りします。
みなさまが幸せでありますように( ゚▽゚)/
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