King Gnu「Sorrows」~歌でトラウマが癒されるとき


 

涙がとまらなくなった曲

 

 

わたしは日ごろ音楽は聞かないようにしている

 

みなさま、ごきげんよう( ゚▽゚)/

さて、今回はわたしにしては珍しいと申しますか、実に初めての音楽レビューです。

 

と申しますのも、実はわたし日ごろはあんまり音楽を聴かないようにしているのですね。

聴くのはロングドライブのときとか、車にほかの人を乗せているときとかに限るようにしています。

なぜかというと、わたし音楽を聴くと自動的に気に入った曲が脳内再生されてしまうんですよね~。

 

みなさまもご経験がおありでしょう?

さあ寝ようと思って布団に入ったのはいいけど、なぜか思いがけない曲が脳内でエンドレスで再生されてしまい、なかなか眠りにつくことができないということが(*≧д≦)

 

この現象、神経科学や心理学の分野では「イヤーワーム」(耳の虫)と呼ばれるんだそうです。

 

そんな脳内ミュージックボックス状態で瞑想しようもんなら、瞑想してんだか音楽を楽しんでいるんだかわからない状態になってしまうので、日ごろはあえて音楽を聴かないようにしているんですね。

しかし、音楽を聴かないようにしているからといっても巷(ちまた)には音楽があふれかえっているわけでして、あんまり意味がないと申しますか・・・(^◇^;)

 

音楽を聴かないと脳が音楽を欲して勝手に音楽を拾ってしまうので、スーパーマーケットのイメージソングなんぞが延々と脳内をめぐることになってしまったりすることが多々あるので、それはそれで困ってしまうのでした。

 

そんなわけで、わたしが特に勘弁してほしいのがAE●N系列の「B※G」というスーパーのイメージソング。

本当にこれ聞いたことある人はわかってくれると思うのですが、女の人のうたう歌がめちゃくちゃ調子外れなんですよ(#゚Д゚)

あんまり音程が外れてるんで、そのうち苦情がでて変わるだろうと思っていたら、まったく変わる気配がないので、わたしが思っているより皆さん気にされていないのでしょうか。

 

「( ゚д゚) まじか~」

 

わたしはあんな音程の狂った歌が脳内で延々と流れるのは勘弁してほしいので、そこにはあんまり行かないようにしています。

行っても、すぐに買い物をすませて一刻も早く店を出る!

まあ安いことは安いから人気があるのはわかるんですけどね~(^◇^;)




 

 

King Gnuの「白日」を聴く

 

さて去年の12月の中ごろ、紅白にも出場した今人気のロックバンドKing Gnuの「白日」をたまたま聴く機会があり、そのとき私にしてはすっごくめずらしく「これはええ曲や~、どんなグループが歌ってんだろ?」と興味をもったのです。

 

どうも歌を聴く限りでは男性と女性の混成のバンドのようでした。

それでどんな人たちなのかな~?と興味しんしんYouTubeで「白日」のミュージックビデオを観てみることにしたのです。

 

そしたら再生が始まった途端、いきなり髭づらのおっさんがたっかい声で「と~き~には~」と歌い出したときの衝撃(|| ゚Д゚)

 

「( ゚д゚) え?男?しかもおっさん?」

 

驚愕のあまり、速攻調べてみると彼の名前は井口 理(いぐち おさむ)さんといい、King Gnuのメインボーカリストでまだ26歳という若さなのでした。

たしかによくよくお肌をみてみると、まだまだピチピチつやつやとされておられる・・・(-ω-`*)

 

しかもですよ!

井口さん、今から数年前の動画をみると顔が小さくてシュッとした超イケメンなんですよ!!

それが数年後には外見だけでいうならダイヤモンドが原石を通りこして、ただの石ころになってしまったくらいの変わりよう。

 

「( ゚д゚) うーむ、まさしく無常」

 

とはいえ、前のシュッとしてスカした感じのイケメンよりは、今の飾らない感じのほうが、私的にはずっと好感がもてるのでした。

 

てゆうか、メンバー全員男性でしかもみんな20代。

 

「( ゚д゚) わっか~~(ぃ)!!」

 

この若さで、こんな曲作るってすごくね?

そう思い調べてみると作詞・作曲はメンバーの常田大希(つねた だいき)さんという方が全てされているのでした。

そうなると他にどのような曲を作られているのか気になり、いろいろ聴いてみることにしたのです。

 

歌詩を見ながら、曲をいろいろ聴いてまず感じたのは、この常田さんという方、お若いのに「生きる」ということがどういうことかということを、心の深いところで知恵で理解しておられるようだということです。

だからこそみんなの心に響く歌詩がつくれるのでしょうけどね。

また作曲の才能もすごいので、ほんとに向かうところ敵なし状態といったところです。

 

しかもですよ!

この常田さん、ハリウッド俳優のジョニー・ディップ似の超イケメン!!

そのうえ、声もいいし歌もうまい。

超売れっ子となった今では金(かね)もある。

 

まさしく天が二ぶつも三ぶつも与えちゃったような方なのでした( `^ω^)=3

 




 

 

「Sorrows」

 

そんな中、King Gnuの曲をいろいろと聴いてみて、私の心に一番響いたのが「Sorrows」という曲でした。

この曲はもう会えなくなってしまった親友のことを想い悲しむ、あつい友情を歌っているんですね。

 

この曲を聴いたとき、常田さん自身の経験をもとにしているのか誰か他にモデルとなる人がいるのかはわからなかったのですけれど、正直こんな歌を作るなんて常田さんって義に篤い(あつい)人でもあるんだな~と思い、少し意外に感じたのでした。

でも確かにほかの曲の歌詞をみても、この世界のあり方に対して憤りを感じてもいらっしゃるようですので、おそらく常田さんって感受性がとても強い方で、それを音楽にうまく活かされているということなんでしょうね。

 

才能があって、顔も性格もよくて、その他もろもろと天は与える人には四ぶつも五ぶつも与えちゃうんだな~、まったく( `^ω^)=3

 

「Sorrows」歌詞

優しい嘘をついてくれよ
現実は残酷だもの
酔いどれ踊れ
全てを忘れるまで
強がり笑うだけ

‘Why don’t you come back to me?’
避けようのない痛みを
二人分け合えるよ

‘cause I know you’re lonely like me.’
こびり付いた悲しみを
拭い去れるの?

流離え(さすらえ)友よ
生まれては死ぬだけの輪廻の中を
終わりのない旅路を
進め 夜が明けるまで
奥歯を食いしばって

‘Why don’t you come back to me?’
ささやかな喜びを
二人分け合えるよ

‘cause I know you’re lonely like me.’
この溢れ出す思いを
伝えに行くよ

everytime,
I feel as one.
sometime,
We feel as one
ささやかな人生を
愛せるのならば

everytime,
I feel as one.
sometime,
We feel as one.
信じていたもの全てを
手放したっていいんだ

(’You always stay in my mind.’)
‘I want to stay in your mind.’

‘Why don’t you come back to me?’
この素晴らしき世界を
二人分けあえるよ

‘cause I know you’re lonely like me.’
この胸の悲しみと
共に生きてゆくよ

めちゃめちゃ感情移入して聴いている

 

 

 

『輪廻』と『善友』

 

さて、仏教において『輪廻』と『善友』という言葉は非常に重要なキーワードです。

 

わたしたちは「生きる意味」を常に探そうとしていますが、仏教では「生きることに意味はない」と断じています。

ただ「生きている」それだけだと。

 

仏教では、生命は「六道輪廻」といって、天界、人間界、阿修羅界、餓鬼界、畜生界、地獄界というおおまかに六つに分かれた世界を、その生命がもつ「業(ごう)」に応じた世界に強制的に生まれ変わらされる存在でしかないと教えるのです。

 

また輪廻というのは非常に残酷なシステムでして、例えば人間界で善い行いをして、死後に天界という神々が住む世界に生まれ変われたとしても、その善い業が尽きて天界での寿命が尽きれば、次はどこに生まれ変われるかわからないのです。

 

たとえ人間界に生まれ変われたとしても、もっている業のためにとても厳しい環境に生まれ変わってしまったとしたら非常に苦しい人生を歩まなくてはならなくなります。

 

またどんなに親しい人間がいたとしても、死んでしまえば別れなくてはならず、たとえ人間界にお互いが生まれ変わったとしても、前世のこと覚えているわけではないし、出会えるかどうかもわからないし、会えたとしても親しくなれるかもわからない。

 

仏教とはそういう輪廻という終わりのない残酷なシステムの中で生きるのは非常に危険だし虚しいことなので、さっさと悟って輪廻から脱出しなさいという教えなのです。

 

また前のところで「生きることに意味はない」と書きましたが「じゃあ、わたしたちは何のために生きているんだ」という疑問がわいてくることと思います。

確かに生きるということに意味はないのですが、ただ、わたしたちは「どのように生きるか」ということを選ぶことはできるのです。

 

天界の神々は常に明るく楽しい気持ちで生きなくてはなりませんし、阿修羅界から下の世界の生命ははげしい怒りや恐れ、不安や恐怖などの苦しみ気持ちでずっと生きなくてはならない定めなのです。

 

しかし人間だけが心の振り幅が非常に大きいので、ものすごく残酷な行いもできるし、天界の神々も感心するような善い行いもできるのです。

「悟ることができる」というのも人間の特権です。

 

自身の人生を善い人間として幸せに生きるか、悪人として不幸に生きるかということを私たちは自分で選ぶことができるのです。

 

そして善い人間として幸せに生きるのに必要なのが「善友」の存在です。

仏教では誰とでも親しくなれとは教えません。

はっきりと付き合う人間を選べと教えます。

 

短い人生の中で、自分の人生を堕落させるような人間と付き合うのではなく、たとえ厳しくとも自分を正しく生きるように導いてくれる人こそ「善友」であり、請い願ってでも付き合うようにと教えるのです。

 

そういうわけで、仏教を勉強しているわたしとしては「Sorrows」の歌詞がめちゃめちゃ心に響くわけなんですよ、ええ(*-ω-*)

 

特に

流離え(さすらえ)友よ
生まれては死ぬだけの輪廻の中を
終わりのない旅路を
進め 夜が明けるまで
奥歯を食いしばって

というところは歌を聴くたびに「じーん」ときてしまうのでした。

 

 

 

トラウマが癒されるとき(BANANA FISHネタバレ注意)

 

先日のことです。

 

YouTubeで「Sorrows」のライブ動画を見ながらコメント欄を読んでいると

ひじき
バナナフィッシュ好きな人は知ってるかもしれないけど、もともと「Sorrows」がバナナフィッシュのop予定だったんだよな、だから歌詞が英二目線。アッシュの苦悩を分かち合おうとする歌詞。その後に作られたのが「Prayer X」。結局後者をedとして使ったみたい。つまりは、常田大希天才か。
というコメントをみつけたのです。

 

「( ゚д゚) え?SorrowsってアニメのBANANA FISHのオープニングソングの予定だったの?」

 

じゃあ、この「Sorrows」の歌詞って英二がアッシュを想う気持ちを書いたもの・・・。

じゃあ、「Prayer X」はアッシュが英二と会う前の心の葛藤を描いたもの・・・。

 

『BANANA FISH』


それはわたしにとって人生に影響を与えた漫画ベスト3に入るバイブルのような存在。

アッシュと英二という二人の主人公の友情、心のふれあい、お互いを思いやる気持ち等々、漫画を読みながら二人の友情がいつまでも続いて幸せに生きていくことを心から願っていたのにラストは悲劇で終わってしまったときの絶望感。

 

英二はアッシュにとって『善友』だったのに・・・

アッシュは英二と幸せに生きていけるはずだったのに・・・

 

それがたとえ虚構の話だと分かってはいても、その残酷なラストは若かったころのわたしにとってあまりに辛く受け入れがたく、自分でも気づかないうちにトラウマとなっていたのです。

「Sorrows」を聴きながら、わたしはアッシュと英二を想い涙が止まりませんでした。

そして二人が幸せに生きていくことを許されなかったことをずっと悲しんでいた自分自身の心の傷に気づいたとき、その傷は癒され浄化されていくような気がしました。

 

常田さん、アッシュと英二のためにこんなにいい曲を作ってくださって本当にありがとう(*^▽^*)

そしてKing Gnu、すてきな歌を本当にありがとう(*^▽^*)

BANANA FISH』の大ファンだった一人として、あつく御礼申し上げます。

これからもいい歌をみなさんで創り上げていってくださいね。

心から応援してます。

そして、できれば「Sorrows」のMVも作ってくださったらとても嬉しいです。




 

 

おまけ

 

しかし「Sorrows」はすごくいい歌だし『BANANA FISH』のもつイメージにピッタリの曲調だし、なんでアニメのオープニングソングに採用されなかったんだろうとみなさまは疑問に思れませんでしたか?

わたしもいろいろと考えてみたのですが、ひとつ思い当たるとすれば、わたしがたとえ『BANANA FISH』の知識をなにも持たないでアニメを見たとしてもオープニングソングを聴いただけで二人の未来がまったく明るくないということがわかってしまうからなのかなと思ったのですが、いかかでしょう?

 

King Gnuとこれを読んでおられるみなさまが幸せでありますように( ゚▽゚)/

記事一覧はこちら→「心を洗う」



 


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