相手に対する共感力を育てることも必要
『理不尽な状況に対する正しいアプローチとは』から続きます。
前回は「自分は正しい」という思い込みを手放すために瞑想をすることをお勧めしました。
「ヴィッパサナー瞑想」は「智慧の瞑想」とも呼ばれていて、集中力をあげて観察していきますと解脱にまで達するすごい瞑想法です。
あ~、集中力欲しい( ノД`)
心に余裕を持つ
さて理不尽な状況や環境を乗り越えていくには他にも必要なことがあります。
それは「共感力」です。
人は無意識のうちに「自分は正しい」と思い込んでいると前回書きましたが、この「自分は正しい」→「自分が正しい」というように思い込みが次第に強くなってきますと、反比例して共感力が減少していきます。
これは「我が強くなる」という現象で、年をとればとるほど顕著になっていく傾向があります( ≧Д≦ )ウギャ~
自分が一番正しいと思っているから人の言葉は聞く耳持たずという状態ですね。
しかも本人に自覚はありません。
そして、もちろん私もありませんでした(^◇^;)
自分のことは見えにくいですが他人のことはよく見えるものです。
人の言動や行動を見て「なによ、あの人感じ悪い」と思うかもしれませんが、気付いていないだけで、結構自分もそうだったりします( ノД`)とほほ~。
さて私が思うに、理不尽な状況下においては人は相手に対して心の余裕が無くなっています。
「自分が正しい、相手が悪い」の一点張りです。
しかし、それでは状況はいつまで経っても硬化したままで、乗り越えることができません。
理不尽な状況下では、たとえ嫌いな相手であっても相手の気持ちを酌む心の余裕が必要になってくるのです。
例えば、「上司も上からのプレッシャーで余裕が無くなっているのかも」とか
「(ご主人に対して)自分が悪いとはなかなか言い出せないのかも」とか
「(お姑さんに対して)自分が一番正しいと思い込んでいるのは私も一緒だったなあ」とか
そういう風に相手の気持ちを酌むことができるようになると、理不尽と思える状況も受け入れやすくなります。
「そんなこといつも普通にやってるよ」と思われるかもしれませんが、上辺の思考だけでなく、なんというか心からそう思えるかどうかがポイントなんですね。
相手の気持ちを酌むというのは言うほど簡単ではありませんので、心に余裕がなければ中々難しいものです。
もし、本当に相手の心の苦しみが解ることができれば、その瞬間に理不尽な状況に対する怒りがかなり無くなることが体験できるはずです。
許せない相手がいると心の余裕がなくなる
実は私は以前、5年以上許せない人がいました。
関連記事:
絶対に許せないと思う人を許すには~まずは結論からいってみよう
しかし、今、当時のことを振り返ってみると本当に心の余裕が無かったように思います。
許すことができて、だんだんと相手の気持ちが解ってくるようになったのでした。
「許す」というのは相手が憎ければ憎いほど難しいものです。
しかし、それでも許してよかったと思える日がきます。
もし、許せない人がいるなら、まずは許す努力をされてみてください。
心配はいりません。
許す努力と、共感力をあげる努力は一続きなので、まずは相手を許してから共感力をあげていきましょう。
何事も『急がば回れ』です。
理不尽は立て続けにやってくる
『理不尽マイスター』の私の経験から言いますと「理不尽な状況」・「辛い状況」というのは単発で来ることもありますが、結構たて続けにやってきます。
もう理不尽てんこもり状態です。
そういう時には、もう腹をくくって自分の人間力を上げる時だと思って一つ一つ乗り越えていくしかありません。
絡まった糸をほぐすように、一つ一つ解決していくのです。
「絶対乗り越えよう」と決意すれば、時間はかかっても乗り越えられるのもです。
まあ、辛いんですけどね(ToT)
関連記事:『頑張っても頑張っても報われないと思っているなら~それは人生におけるゴリゴリ期です』
現代人はインスタントがお好き
私を含めて、現代人は何でも簡単に物事を解決しようとします。
ネットでも、本でも「3分で~」とか「1週間で~」とかそういう類が大人気です。
しかし心のこととなると、そうそう簡単に行かないものです。
というよりその方法は「簡単に見える」けれど、いざやってみると「奥が深い」ということもあったりして、とんとん拍子に改善されるということは無いと断言できます。
まあ、私も色々やってみました(笑)
でも結局楽な方法ってありませんでした(笑)
しかし、本やネットで書いてあるようなスマートな方法では無く、「忍耐」という泥臭く思える方法を選択すると、不思議なことに見えない世界からの手助けが現れます。
私の場合は最近は「エンジェルナンバー」を通して見えない世界からのメッセージが現れますけど、その前にも色々不思議なことが起こっていました。
関連記事:天使って本当にいるのかも?
当時のことを思い出すと今でも感謝の気持ちで泣きたくなります。
そして、今も見えない存在は「これは絶対に偶然ではない」と思われるはっきりと私に分かるメッセージをエンジェルナンバーで送ってきてくれます。
ただ、時間が無くてなかなか記事にできませんけど( ノД`)
共感力を上げる方法
さて今回私がお勧めするのが『慈悲喜捨の瞑想』です。
こちらの記事を参考にしてください→『確実に幸せの運気が上がる魔法の方法』
この記事でも書いていますように、この『慈悲喜捨の瞑想』は優しい心を育て、人間関係を改善できる効果があります。
この優しい心を育てることで「共感力」を培っていくわけです。
前回の『理不尽な状況に対する正しいアプローチとは』でも書きましたように、私たちは妄想で心をとことんやられてしまっている状態なんです。
ですので、前回紹介した『ヴィパッサナー瞑想』とこの『慈悲喜捨の瞑想』で心をビシバシと叩き直しつつ育てていくことが必要なんですね。
こうやって心を育てて向上させていくことが『忍耐』というのです。
地道にやっていると心が少しずつ変わっていきます。
妄想にやられなくなるので、夜もよく眠れるようになります。
許せないと思っていた人も許せるようになります。
もしかしたら私のように霊感が全くないにも関わらず、見えない世界からの励ましも感じられるようになるかもしれません。
こうやって少しづつ性格を向上させていきます。
そうすれば、次第に色々な辛い局面でも冷静に対処できるようになってきます。
『業(カルマ)に正しくアプローチして理不尽を乗り越える(Part1)』に続きます。