ずっと眠気と闘ってきた
今も眠気と闘っている
先日、私がいつもお世話になっている誓教寺で2泊3日の女性限定の瞑想ミニ合宿が行われました(詳しくは誓教寺のHPでどうぞ)。
私は仕事の都合で2日しか参加できませんでしたが、やはり瞑想はできるだけ長時間したほうがいいので、こういう機会があるときは、できるだけ時間をつくって参加するようにしています。
【どうやって生きていったらいいかわからない~そんなときは】で最後に少し書きましたが、瞑想すると様々な「気づき」が起こります。
それで、この記事を読まれた方の中には「んまあ、ポンタ丸さんって瞑想の達人でいらっしゃるのかしら?」と誤解をされる方もおられるかもしれません。
そんなことはまったくございません(^◇^;)
誤解のないように申し上げておきますが、私の瞑想はいまだに「へっぽこ」の域をでておりません。
その証拠に私の瞑想はつねに眠気との闘いです。
5年以上眠気と闘っている( ≧Д≦ )
私の場合、家でする短時間の瞑想ならまだしも、瞑想会に参加して長時間の瞑想になりますと、いまだに眠気におそわれることになります。
ヴィッパサナー瞑想というのは「観察する」ことです。
座る瞑想では、お腹のふくらみ・ちぢみを観察することを中心に、音が聞こえたら「音」、妄想が出たら「妄想」、足が痛くなったら「痛み」というように、体の感覚や心のはたらきに「きづき」を入れていきます。
この「きづき」を入れていくことを「サティ」といいます。
ヴィパッサナーはサマタ瞑想という「一点集中」の瞑想とは異なり「智慧」を開発することを目的とした瞑想です。
対してサマタ瞑想はマントラ等を唱え、集中力を上げていく瞑想です。
このサマタ瞑想は集中力が増してくると光が見えたり、神との一体感を味わえたりと、言ってみれば「派手」なことが起こるらしく、みんなそれにのめりこんじゃうみたいなんですが、肝心の「智慧」は開発されないんですね。
対して「ヴィパッサナー」は淡々と観察し「きづき」をいれていくという、言ってみれば「地味」な作業を延々と行いますので、脳が退屈しはじめると途端に眠気に襲われることになります(あくまで私の場合です)。
どうやら日ごろ、つねに脳を妄想でかきまわしている状態なので、妄想がとまると脳がどうしたらいいかわからず「お休みモード」に入ってしまうようです。
そのお休みモードに入った脳をたたき起こすのに、毎回苦労するのでございました。
眠気と闘うしかない
瞑想会に参加し始めたころは猛烈な眠気におそわれて、瞑想しに行っているんだか、眠りに行っているんだかわからないくらい、ずっと眠気に襲われていました。
私の場合は自分の怒りをなんとかしたいと思って瞑想を始めたのですが、激しい怒りで心が疲れていたのでしょう、瞑想で心の回転がとまると、途端に深い眠りにおちてしまうのでした。
これには私も悩みました。
心を成長させるために、わざわざ仕事を休んで瞑想会に参加しているのに、眠くて瞑想どころではなかったからです。
スマナサーラ長老に相談したり、ネットで調べたりと眠気を撃破して瞑想に集中するにはどうすればいいのか色々やってみました。
瞑想はさまざまな種類がありますので、ネットで調べるとそれに応じて、さまざまなことが書いてありますが、わたしの場合は眠気と闘うしかないということが最近やっとわかったのです。
前は座る瞑想で眠くなると、立つ瞑想や歩く瞑想にきりかえるとかしていたのですが、そんなことをしていても眠気は無くならないんですね(あくまで私の場合です)。
気持ちが眠気から逃げていたので、いつまで経っても眠気が襲ってくるのだということに気づいたのです。
まったく心ってやつは油断するとすぐに「逃げ」に走ってしまうので困ったもんです。
私の瞑想会での眠気との闘い方
座る瞑想を始めて眠くなったら、眠気が去るまで「サティ」を入れながら眠気と闘い続けます。
するとある程度(数十分)経ったところで眠気が去っていきます。
※去らないときもあります。
そこからやっと集中して観察を始めます。
すると次に足の痛みが襲ってきます
その足の痛みに耐えながら、できるだけ瞑想を続けるようにします。
その繰り返しです。
とはいえ、私の場合、食後に猛烈な眠気に襲われるので、そのときだけ割りきって短時間(15分~20分)の仮眠をとるようにしています(1日一回のみ)。
その方が頭がすっきりして瞑想に集中できるからです。
あと食事の量をかなり減らすようにしています。
満腹になると眠気に襲われやすいからです。
そこからは自分と眠気との闘いです。
しかし、そんな眠気(と妄想)だらけの瞑想でも、続けていれば様々な「きづき」が起きるようになります。
その「きづき」こそが私の心を強くし成長させてくれます。
だから瞑想はやめられませんな( ゚▽゚)/
追記
あんまり眠いときには、10~15分程度仮眠をとったほうが結局瞑想に集中できるときもあるので、ずーっと眠くて瞑想にならないようなら仮眠をとってみてください。
関連記事:瞑想あるある~デトックスと好転反応