『一旦停止』をしないと大事故につながる
人間交差点は危険地帯
まずはお断りをしておきますが、前回の
【運をよくするために~心のパターンをダイナミックに変えてみる】
で、ご紹介しました「思考を『一旦停止』させる」という言葉ですが、実はこれはわたくしが考えたものではありません(^◇^;)
どの本で読んだのかは忘れましたが、スマナサーラ長老が「一旦停止で大丈夫」ということを書いておられたのを読んで、「ふんふん、一旦停止は大事だな」と思い、わたしも日々実践を心がけているところなのです。
それで『一旦停止』の実践を心がけておりますと、「今まで、なんちゅー危ない生き方をしてきたんだ!」ということに気づいてまいります。
「一旦停止をしない生き方」、そう、それは車を運転しているときに交差点で一旦停止もせずに飛び出してしまうようなもの。
大事故につながる危険行為です。
そんな危険なことを、わたしたちは人間関係で平気でやってしまっているのです(^◇^;)
自分が「人生」という車を運転していると想像してみましょう。
安全運転を心がけていますか?
心をきちんとコントロールしながら生きているでしょうか?
頭にきたとき、つい暴走しているのではないですか?
無謀運転はいつか大事故を引きおこします。
怒りを感じたら「今、交差点!」と思う
人間関係において、もっとも気をつけないといけないのは『怒り』の感情です。
わたしたちは普段、無知の煩悩から「自分は正しい」と思いこんで生きています。
あなたも私も他の人も、み~んな「自分が正しい」と思いこんで生きているのです。
そして他人が自分の意に沿わないこと言動をすると怒りを覚えます。
しかし、相手も「自分が正しい」と思いこんでいる以上、自分の「正しさ」だけを押し通そうとすると、非常にやっかいなことになりかねません。
これは車の運転に例えるなら「無謀運転」をしているようなものです。
たとえ、そのときは大したことにならず、車の運転でいえば「ニアミス」くらいですむかもしれませんが、それを繰り返していたら「大事故」につながるのは目に見えています。
ですから、人とのかかわりにおいて「怒り」を感じるときがあったら、「お?今、交差点にさしかかったな」と思うようにしましょう。
車の運転において「交差点」で一旦停止もせずに飛び出すほど危険な行為はありません。
人間関係でも同じです。
人間関係というのは「交差点」の連続なのです。
「人間関係」=「人間交差点」といってもいいくらいです。
慎重に運転することにこしたことはないのです。
なので人間関係で「怒り」を感じたら『一旦停止』をするようにするのです。
「怒り」の感情を暴走させるのは大変危険な行為である以上、『一旦停止』をしなければ、のちのちどんな痛い目にあうかもしれません。
まずは『一旦停止』をこころがける。
これだけで、人間関係はぐんとよくなります。
「怒り」の感情で対処してもうまくいかない
「怒り」の感情で対処しても、そのときはなんとかうまくいったように見えるかもしれませんが、結局ほころびがでてきます。
うまくいかないのです。
それよりは「冷静な優しい心」で対応したほうがいい結果を出します。
生きていたら、腹が立って仕方ないときも多々あります。
しかし、そこで白黒つけようとすると必ず「大失敗」に終わります。
ですから、腹が立った時は『一旦停止』です。
『一旦保留』にするのです。
冷静になってから、対処法を考えるのです。
できれば「優しい心で対処するにはどうしたらいいか?」というところまで、気持ちをもっていければ完璧です。
「負けるが勝ち」という言葉がありますが、自分の感情をコントロールすることこそが「真の勝者」なんですね。
「相手」に勝とうとするのではなく「自分」に勝とうとすることを心がけるようにすることこそ「人生の勝者」になれるのではないかなあと思うのです( ^ω^ )
みなさまが幸せでありますように( ゚▽゚)/