ヴィッパサナー瞑想には
- 立つ瞑想
- 歩く瞑想
- 座る瞑想 という三つの瞑想があります。
そして、この『立つ』・『歩く』・『座る』という瞑想には共通点があります。
それは「スローモーション」です。
できるだけゆっくりとした動きで、一つ一つの体の動きを確認しながら、実況中継をしていきます。
※言葉は声に出さず、心の中で念じます。
また、瞑想とは非常にデリケートなものですので、教えられたとおりにやることが非常に重要です。
初めての方は指導を受けてから瞑想をされることをお勧めします。
今回は『歩く瞑想』を紹介していきたいと思います。
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歩く瞑想
「立つ瞑想」が基本のポジション
「立つ瞑想」を参考に姿勢を整えてから、手を前か後ろに結びます。
手を結ぶのは手がぶらぶらすることによって意識が散漫にならないようにするためです。
※ヴィパッサナー瞑想「立つ瞑想」「座る瞑想」「歩く瞑想」すべての瞑想で姿勢が非常に重要になります。
首が下を向くと猫背になりやすく、結果的に妄想が発生しやすくなりますし、眠気も起きやすくなります。
歩く瞑想のときも1.5m~2m先を意識しながら歩くようにして、下を向かないようにします。
歩く動作に実況中継を入れていく
右足を上げたところで「右足、上げます」
前に出しながら「運びます」
足を下しながら「下します」
と実況中継をいれます。
同様に
左足を上げたところで「左足、上げます」
足を前に出しながら「運びます」
足を下しながら「下します」
と実況中継をいれます。
壁まできたら「止まります、止まります、止まります」
Uターンするときに「回ります」 と
実況中継を入れてから
右足を少し回しながら「右足回します」
左足を少し回しながら「左足回します」
この実況中継を何回か繰り返して体をUターンさせます。
Uターンし終わったら「止まります、止まります、止まります」と
実況中継をいれます。
再度歩き始めたら
「右足上げます、運びます、下します」
「左足上げます、運びます、下します」と
実況中継を入れていきます。
これを繰り返し行います。
「歩く瞑想」においても「立つ瞑想」と同様に実況中継が棒読みにならないように注意して、下半身の動きを細かく意識しながら行います。
「足の動きの感覚に没入する」というのが大切です。
「歩く瞑想」は大体1時間くらいが目安です。
まとめ
ヴィッパサナー瞑想は教えられた通りをシンプルに行うことが大切です。
自己流にアレンジするのではなく、教えられたとおりを100%完璧に実践していってください。
※この内容は4月28日の誓教寺で行われた瞑想会でヤサ長老の話をまとめたものです。
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